2021年2月8日月曜日

サポート会員検討中。


先月のアンケート業務先での1枚。

雪が降る度、憂鬱です。特に歩きでの移動。
雪がガチガチに凍った氷の道、除雪の山を切り開いたような細い小道。
時に雪山が崩れ、道がふさがっているので強いられる遠回り。
まさに、「リアルRPG」の世界。

雪道じゃなくて、氷道なんです(笑)。

滑って、変な転び方をしてしまったら、即、骨折レベルの大けがです。
車だって滑ります。平坦な道でドリフト走行ができます。(笑)

さあ、そんな中。
運営メンバー3人のうち、2名が一般就労の道に行くことになりました(パチパチ)。
えみちゃんとひろみちゃんです。

仲間の門出はうれしいのですが。
現実にはちょっと今後の活動どうしよう的な悩みで気持ち複雑のA型残留である代表。

たぶん、しばらくの間2人は新しい環境に慣れてもらうことを第一に考えるとなれば、I am hereの会の活動に制限がかかってしまう。
ここで思ったのは、新しい活動の方向を考えるか、あるいは解散するか。

2人は、「解散はもったいない。」と言ってくれた。
そうなると、新しい活動の方向を考えていこうと自然となったわけで。

まあ、今のコロナ禍の状態、そんなに表立って多くは動けない。
だから、この際、新しいカタチの案を私がいろいろ作って2人にも意見聞きながら組み立てていくチャンスかなと思います。

ただ、2人が一般就労へ行ったことで、そこに照準を合わせれば、ほかの企業で働く当事者の人たちが参加しやすい環境を作れるというちょっぴり期待もあったり。

いろいろな人を巻き込んで、おもしろいことができたらいいな。

その中で、ズーッとくすぶっていたことを一つ。
一般会員を運営会員とサポート会員の2パターンにして、来年度は募集をしてみようかと。
運営会員は「しっかりと会の運営にかかわってみたい!」と勢いのある当事者。
サポート会員は「できるときにいろいろ参加したり、お手伝いしたい。」という今までの中間層向けの当事者を対象にしてみようかと。

で、会の中で賛否両論あった「会費」。
年間1500円は高いと言って、払えなかったり、続かなかったりした人もいました。
まあ、お金の価値は人それぞれだったり、特にお金を自分で管理していない人は、管理している人の判断だろうし、また、生活保護受給の人は担当ワーカーさんが、「社会活動する前に自立してくれ!」とあまりいい顔してくれないしといろいろあるしなあ。

とりあえず、サポート会員は、入会金なし、年間1000円でどうだろう?って感じです。

それでも会費制にしたいのは、いくつかわけがありまして。

1つ目は、「ボランティア保険」には加入してもらいたいこと。
やっぱり、活動中の事故、けがの心配はどんなことでも否めないのが事実。
なにかあった時に少しでも助けとなるのが「ボランティア保険」の加入です。
実は、最初の1年間加入しないで、活動していたらチラシ配りの時にお手伝いの人が足をくじいちゃったことがありまして……。しかも、後々でけがをしていたこと、通院もしていたことを後で知った時のショックは大きかったです。
保険に加入していれば、何割かは通院にかかったお金戻ってきたのになあ。
そこから、「ボランティア保険」の加入は参加してもらうためには加入をお願いしたいなあと。その負担分が会費に含まれています。

2つ目は、「金銭感覚」をしっかり持ってもらうこと。
これは、3年活動してみて身に染みたことなのですが。
当事者の金銭感覚は人それぞれ以上に、極端なんだなあと思います。

例えば、同じジュースを一本買うにしても。
自販機で買うのとコンビニで買うのとスーパーで買う。
一番高い買い方は?一番安い買い方は?
それが考えられず、自販機が楽だからと言って買ってくる。
値段を比べられず、無駄な買い物をしてしまう。

それだけじゃなく、銀行や郵便局の振り込みができない。
お小遣い帳レベルの帳簿が付けられない。
帳簿と実際のお金が合わないまま放置。

そして、極めつけは「障がい者割引」という感覚。
「障がい者だもん、安くしてくれたっていいじゃないか。」
「障がい者だもん、タダにしてくれたっていいじゃないか。」

それで社会の中に溶け込んでいける??

会社のお金だってそうですよね。
会社の経費は無限にあるとは限らないのに、無駄にコピーをとってしまう、本当に使うかどうかも吟味しないで備品を買って放置気味……注意すれば「障がい」を理由にされてしまうとなれば、「障がい者となんて働きたくない!」を思われても仕方ないよなって。

出し合ったお金を大切に管理して、使って行こうという意味と責任は持ってもらいたい意味でも、簡単に無料にはしたくないなあっていう思いがあります。

I am hereの会は「障がい者当事者が社会の中で生きていくには?」を考える会であり、「無駄に権利を主張する会」ではないです。
障がい者健常者という概念や壁を取り払い、人間一人一人の特性や個性や状況を認め合える釧路にしていきたいと考えています。

まだまだ、課題は山積みだけど、少しでも参加したい思いのある方に向けてのサポート会員制度、いろいろ意見聞かせてください。

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